バリウムの使われ方をご紹介
診療放射線技師です。
みなさんはバリウムと聞くと、どのようイメージをお持ちでしょうか。
『まずい』『ドロドロしている』などマイナスなイメージばかりだと思います。しかし、最近のバリウムは飲みやすくなるように様々な工夫がされています。
例えば、香り付け。レモンやストロベリーにバニラ等、色々なフレーバーがあるんです。少しでもいい香りがすれば飲むことへの抵抗が減りますよね。
さて、みなさんに嫌われがちなバリウムは、胃がん検診で使われる以外にも様々な検査で使われています。
その一つが、当院でも多くの方に受けていただいている嚥下造影検査です。
お米やパンなど様々な食事にバリウムを混ぜて食べていただき、X線によってリアルタイムで喉を通過する過程を見て評価します。
ただ食べるだけの簡単な検査と侮ることなかれ。嚥下が上手くできない方にとって食事には誤嚥や窒息など様々な危険があるんです。そのため、医師や看護師、言語聴覚士、管理栄養士が集まり、食形態やとろみの程度、一口量、姿勢の工夫などを検討し、患者さんが安全に安心して食事ができる方法を話し合って考えています。
嫌われ者のバリウムは皆さんの健康のために人知れず活躍してくれています。

嚥下造影検査のX線画像

嚥下造影検査で使用される食事
