在宅訪問診療

在宅訪問診療とは

在宅医療は、住み慣れた家に帰りたいと願うご本人の思いと家で看てあげたいというご家族の想いが何より大切です。
その想いがあれば在宅療養上の難しい問題も一緒に解決していくことが出来ます。
当院では、ご自宅や施設などで安心して療養生活が送れるよう、医師、看護師が定期的に訪問して、診療、治療、管理指導、看護など、居宅介護支援事業や訪問看護ステーション、調剤薬局などと連携し在宅医療を行っています。
当院は平成22年4月より在宅療養支援病院の認可を受けました。
在宅療養支援病院とは、緊急時に在宅での療養を行っている患者さんが入院できる病床を常に確保していることなど、24時間体制で在宅医療に取り組むことが出来る病院のことです。
私たち笠寺病院は患者さんひとり、ひとりの気持ちや状態に合わせたオーダーメイドの在宅医療の提供に努めています。

当院の訪問診療をお受け頂くことができる方は次のような方です

当院の医師を主治医とされる患者さんで、身体の状況により、通院が困難な方です。

ご自宅で療養している方

疾病、傷病のために通院が困難な方

退院後、ご自宅で療養生活を送る方

■ご利用例

通院に付き添いが必要な方で通院困難な傾向がある方

ご家族がお薬だけを取りに通院している方

認知症やうつの症状が見られるが通院したがらない方

経管栄養、中心静脈栄養、在宅酸素など、特別な医療処置が必要な方

気軽に相談できる「かかりつけ医」がほしい方

当院の訪問診療では次のような医療をお受け頂くことができます

定期的な医師による診療(血圧測定やお薬、注射など)

各種血液検査

尿検査

当院の訪問診療をお受け頂くまでの流れは次のとおりです
①訪問診療のご相談・お申込み

まずは、訪問診察室へご相談ください。患者さんの病気の具合や介護状況など、細かくお聞きします。
ご相談後、訪問診療が必要である患者さんについて、医師が患者さん宅を訪問し、ご容態やご家族の要望を伺います。

②在宅医療計画の作成

患者さんとご家族の要望を確認後、診療会議等にて患者さんへのケア体制や介護家族へのサポート体制を組み立て、診療方針を決定します。

③医師による訪問診療開始

医師が定期的に患者さん宅を訪問します。
診療計画に基づき、医師が定期的に患者さん宅を訪問し、容態の改善に努めます。

訪問診療の費用

訪問診療は健康保険適用です。
健康保険の自己負担金が費用としてかかります。
医療費(一部負担金のある方)は月末或いは翌月に請求書(引き落とし可)をご自宅へお届けします。

その他

当院から遠方にお住まいの場合など、当院の訪問診療ができない場合もございますのでご了承下さい。

訪問の回数は、患者さんの状態により医師と相談のうえ決定されます。

定期的にお伺いしている患者さんに関しては、変更がない限り原則として電話連絡はいたしませんのでご了承ください。

介護が必要(希望)となった場合、または既に訪問看護を受けている場合は、当院、医師又は訪問診療室職員と相談し地域の在宅介護支援センター等と連携いたします。

訪問診療計画に基づき、医師・看護師が定期的に患者宅を訪問し、健康チェック、経過の観察、容態の改善に努めます。

自宅においても様々な療養が受けられます。これら療法も当院が指導サポートにあたります。

不明な点はお気軽にご連絡ください

ご相談は、平日 9:00~17:00まで当院、訪問診療室職員が承ります。

夜間休日の急な病態の変化にも24時間365日対応を行います。

費用については各種健康保険が適用されます(医療保険)。

よくあるご質問
Q.お薬は病院に取りに行かなければいけないのでしょうか?

院外処方せんを発行します。
ご要望があれば、調剤薬局より薬剤師さんが薬をご自宅へ届けてくださいます。
また、訪問時に薬剤の指導を行います。

Q.在宅訪問診療で精密検査などができるのでしょうか?

ご自宅でも次のような検査が受けられます。

各種血液検査

尿検査

Q.緊急時や具合が悪くなった時など、入院はできますか?

笠寺病院では在宅で療養を行っている方の緊急時に備えてベッドを確保しています。
医師の判断により必要に応じて入院ができます。

訪問看護・居宅介護支援

笠てる訪問看護ステーション

住み慣れた地域やご家庭で、その人らしく安心して生活ができるように、医師や他の職種の方たちと連携を密にして看護を行います。

初めての介護で私たちだけで世話できるか不安で・・・

退院することになったけど、点滴などが入ったまま家に帰るのは不安で・・・

最期を自宅で過ごしたいと本人は望んでいますが、急変したらどうしよう・・・

などの相談に応じます。

特徴

笠寺病院に併設された訪問看護ステーションとして、連携がとりやすいため安心して利用していただけます。
24時間連絡がとれる体制を整えていますので、いつでも相談していただけます。

サービス内容

日常生活の支援

健康管理と病状の観察

医療処置

ご家族の支援

在宅看取り

笠てる居宅介護支援事業所

居宅介護支援事業所では、介護を必要とされる方が、自宅で適切にサービスが利用できるように、介護支援専門員(ケアマネージャー)が、心身の状況や生活環境、ご本人、ご家族の希望にそってケアプランの作成や、さまざまな介護サービスの連絡・調整などを行います。

ご利用頂ける方

65歳以上で介護や日常生活の支援が必要となった方、
もしくは、40歳から64歳の方で特定疾病により介護が必要と認定された方(要介護1~5と認定された方)

こんな時はご相談ください

家に手すりをつけたい

デイサービスってどんな所?

介護認定を受けるにはどうしたらいいの?

ヘルパーさんにどんな事がおねがいできるの?等

お問い合わせ先
笠てる居宅介護支援事業所
TEL: 052-870-1527

受付時間平日  8:45~17:00
相談費無料(介護保険適用により、ご利用者の自己負担はありません。)
電話番号052-870-1527
担当介護支援専門員 管理者:神園 さつき
挨拶ご利用者様、ご家族にとって最良のサービスが効果的に提供されるよう、
あらゆる社会資源を基に「その人らしさ」を大切にするケアプランを提供いたします。
よろしくお願いいたします。

訪問リハビリ

訪問リハビリテーションとは

患者さんが病院やリハビリテーション施設への通院が困難な場合、退院・退所後の日常生活に不安があるなどの場合に、リハビリ担当者がご自宅や施設へ訪問し、心身の機能の維持・回復、日常生活の自立を支援するために、リハビリテーションを行うサービスです。

利用方法

サービスをご利用になられるには、①介護保険の場合と②医療保険の場合があり、介護保険をお持ちであれば介護保険のご利用が優先されます。

①介護保険の場合主治医の診察を受け指示書を出してもらうことと、担当ケアマネージャーにケアプランをたててもらう必要があります。また、指示書は3か月に一度見直し、新しい指示書の発行が必要です。
②医療保険の場合主治医の診察を受け指示書を出してもらう必要があり、指示書は毎月見直し、新しい指示書の発行が必要です。ケアマネージャーは必要ありません。
利用頻度について
①介護保険の場合20分を1回とし、週6回までです。
たとえば1日に40分実施する計画では、週に3日まで実施できる計算になります。
②医療保険の場合20分を1単位とし、週6単位までです。
たとえば1日に40分実施する計画では、週に3日まで実施できる計算になります。
例外として末期の悪性腫瘍を持っている患者さんの場合、算定制限は特にありません。
1週間で6単位以上ご利用することも可能になります。また、退院から3カ月以内(退院日から起算)の場合、週12単位までご利用可能です。
急性増悪時の場合は6カ月に1回、14日以内限定で1日4単位までご利用可能です。

訪問リハビリは、自宅で機能改善を目指し取り組める便利なサービスです。
もともと主たる目的は寝たきりを防ぐためのサポートではあるものの、例えば「また料理を作れるようになりたい」「こういう趣味を始めてみたい」といった本人の目標を達成し、社会参加も目指せるような状態への機能向上も目指しています。
訪問リハビリの利用を考えている方は、主治医やケアマネージャーとご相談していただき、最適なサポートプランを立てましょう。

在宅診療の医師紹介

【内分泌・糖尿病内科部長】

浦西 宏明(うらにし ひろあき)
専門領域内科・内分泌糖尿病
所属学会・資格日本内科学会 認定内科医
日本糖尿病学会
日本医師会認定産業医
医学博士

【麻酔科医】

辻 悠介(つじ ゆうすけ)
専門領域在宅医療、麻酔科
所属学会・資格麻酔科標榜医

【消化器内科・在宅地域連携担当医】

片桐 健二(かたぎり けんじ)
専門領域内科・消化器病・老年医学
所属学会・資格日本内科学会 認定内科医
日本消化器病学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本肝臓学会 指導医
日本老年医学会 専門医
日本在宅医療連合学会
日本医師会認定産業医

呼吸器内科【非常勤】

足立 暁(あだち さとる)
所属足立病院

呼吸器内科【非常勤】

山田 典子(やまだ のりこ)
所属-